よくある質問:

  • Q: IVAの成功率はどのくらいですか?
  • A: IVAは新しく開発された治療法です。ここでは、統計学的な成功率の算出ではなく、参考として、これまでに当院にてIVAを実施した早発卵巣不全の患者さんの場合の結果を示します。約半数の方で卵巣内に卵胞を確認することができました。卵胞が残っていることを確認できた患者さんのうちの60%で IVAにより卵胞が育ちました。従って、早発卵巣不全の患者さん全体では、約1/4で成熟した卵子を得られる可能性があります。
  • Q: 高齢に起因する卵子の質の低下の改善にIVAは有効ですか?
  • A: いいえ。IVAは卵子の染色体や遺伝子に何ら影響を与えないことから、年齢を重ねることによって起こる遺伝子の異常をIVAで治すことはできません。しかしIVAの実施により、より多くの成熟卵子を得られるため、質の良い卵子がとれる確率を増やすことができます。
  • Q: どうしたらIVAが私に適しているか知ることができますか?
  • A: かかりつけの産婦人科医に相談の上、医師にIVAセンター(ivf.fertilitycenter@gmail.com)に紹介してもらって下さい。かかりつけ医、またはIVAセンターでIVAを施行するのに必要な検査をしたうえでIVAが可能かどうかを判断します。
  • Q: 日本以外の国でもIVAはできますか?
  • A: IVAは大変新しい治療法で、現在、日本でしか行われていません。国際的なIVAプログラムが組織されつつあり、その組織に属する世界中の不妊治療の専門医が、日本IVA実施施設に患者さんを紹介できる仕組みになっています。
  • 海外の患者さんは自国でひととおりの検査を受けた後に来院し、卵巣摘出し、ただちにIVAを施行して、2日後に再移植して帰国します。その間約1週間の日本滞在となります。その後の血液検査、超音波などによる経過観察、体外受精については、帰国後、現地の医師が我々と連絡しつつ行います。外国にお住まい方は、現地のIVA協力不妊専門医にご相談の上、医師に当センターを紹介してもらうか、ご自身で連絡してください。
  • Q: 私は健康な50歳の女性です。子供を産むことを熱望していますが、IVAの実施は可能ですか?
  • A: IVAは新しいの治療法です。現時点では治療の対象は46歳未満の女性に限定しています。将来的には方法の改良により、さらに高齢の方がIVAの対象年齢となるかもしれません。
  • Q: 私は未婚ですが、将来の妊娠に備えて卵子を保存しておきたいのですが、IVAでの治療は可能でしょうか?
  • A: もし、あなたが35歳以下の女性で、正常な生理が毎月ある方は、IVAによる治療は必要ありません。ホルモン治療後に採卵することで、複数の卵子を凍結保存することが可能です。もし、あなたが35歳以下の女性で、生理不順や無月経がある場合は、主治医に相談し、将来のIVAに備えた卵巣凍結を考える必要があるか尋ねて下さい。
  • Q: 私は未婚ですが、卵巣予備能が低下している可能性があるとの診断でした。IVAを利用した治療を受けるべきでしょうか?
  • A:卵巣内の減少した卵胞が増えて卵巣予備能が回復することはありません。時間経過とともに卵巣予備能は減少します。卵巣予備能を確認し、将来のIVAに備えて卵巣凍結を考える必要があります。
  • Q: IVAの後に体外受精をせずに妊娠することは可能でしょうか?
  • A: いいえ。現在のところIVA後に卵巣組織を移植する場所は卵管を覆っている膜と卵管の隙間なので、自然に排卵して妊娠するには適していない場所です。